セミナーシリーズ詳細

須磨久善の現代健康セミナー Vol.3

日本初のバチスタ手術を成功させ、何千人もの命を救ってこられた世界的な心臓外科医・須磨久善さんが、現代に生きる私たちが直面するさまざまな病気や医療問題をテーマに、それぞれの分野を専門とする第一線の医師をゲストに迎えてお話しいただく「健康セミナーシリーズ」。大好評につき、第3弾を開催します。

今回も、股関節、声帯、肝臓と膵臓、大腸、血管、そして脳、と私たちの身体のさまざまな部位に関わる病気と治療、予防策などについてお話しいただきます。アットホームな雰囲気の中、須磨先生の巧みなリードが、毎回、貴重なエピソードやアドバイスを引き出します。今期もご期待ください。

プログラム

第1回 2016年10月14日(金) 「股関節治療の最先端」
東京ヒップジョイントクリニック院長 狩谷哲

高齢化に伴って足腰の痛みに悩まされることが多くなります。その中でも股関節の損傷や経年的劣化による疼痛は耐え難く、日常生活のクオリティーを著しく低下させます。近年急速に進歩した股関節手術について、経験豊富な狩谷先生にわかりやすく解説していただきます。

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第2回 2016年11月30日(水) 「声と言葉の医学」
耳鼻咽喉科クマダ・クリニック院長 熊田政信

しっかりと声を出すことはコミュニケーションに必要なだけでなく、高齢化に伴う嚥下性肺炎の予防にも重要です。カラオケの時に頑張るだけではなく、普段から声帯を鍛えて若々しい声を出しましょう。Voiceの専門家である熊田先生に声と言葉について教えていただきます。

第3回 2017年1月26日(木) 「知っておきたい肝臓と膵臓の病気」
虎の門病院前副院長・消化器内科部長 竹内和男

肝臓は腹部で最も大きな領域を占める大切な臓器で、消化や解毒代謝に関わっています。脂肪肝、肝炎、肝癌などの予防と治療について基礎知識を勉強しましょう。また、膵臓は糖尿病と密接な関係を持つ重要臓器で、特に膵臓癌は早期発見と治療が極めて困難とされています。虎の門病院で多数の患者を診てこられた竹内先生から肝臓と膵臓疾患の知っておくべきポイントについて解説していただきます。

第4回 2017年3月2日(木) 「大腸がんの予防と治療」
虎の門病院下部消化器外科部長 黒柳洋弥

食生活の欧米化に伴って日本で大腸癌が増えています。前回のセミナーでは内視鏡の専門医に大腸早期癌の発見と治療についてお話ししていただきましたが、今回は進行癌を多数手術してこられた黒柳先生から、内視鏡で治療できない大腸癌に対する最先端の外科治療と転移巣に対する追加療法に関して解説していただきます。

第5回 2017年5月23日(火)「詳しく知りたい血管内ステント治療」
帝京大学医学部名誉教授 一色高明

近年、詰まりかかった血管や膨らんで破れかかった血管内にステントといわれる金網状の器具を留置して治療する技術が進歩しています。心臓、脳、頸、脚、腎臓など様々な臓器の動脈、そしてそれらの根幹の大動脈の病変に対しても様々なステントが開発されて改良が加えられてきました。本治療の黎明期から現在まで日本のステント治療をリードしてこられた一色先生にその最前線を詳しく紹介していただきます。

第6回 2017年7月20日(木)「脳梗塞の予防と治療」
四谷内科院長 横山貴博

脳の働きが生涯にわたって健全であることはすべての人の願いですが、高齢化に伴って脳梗塞や認知症などの脳障害のリスクが高まることも事実です。脳梗塞に関わる様々なリスクの認識とその予防対策、そして発症した場合の適切な処置と回復期のリハビリなどについて脳神経疾患に詳しい横山先生からお話を伺います。

各回聞き手:須磨久善

  • 会期2016年10月~2017年7月 全6回
  • 日時19:00-20:30
  • 会場クラブヒルサイドサロン(ヒルサイドテラスアネックスB棟2F/東急東横線代官山駅より徒歩3分)
  • 定員50名(要予約)
  • 参加費一般 2,500円  クラブヒルサイド会員 2,000円
  • 予約受付開始開催日の2か月前より受付開始いたします。

講師プロフィール

須磨久善(すま・ひさよし)
心臓外科医。1950年生まれ。世界初の胃大網動脈を用いた冠動脈バイパス手術、日本初のバチスタ手術を成功させ、「神の手をもつ男」と世界から賞賛される。5,000件以上の心臓手術を行う。教育の一環として小・中・高校生を病院に招き、実際の手術を見学させる「病院見学会」を実施。その人生は、小説や映画、テレビドラマに描かれ、業績は今春中学の理科教科書に採用された。日本心臓病学会栄誉賞受賞。著書『医者になりたい君へ』等。現在はヒルサイドウエストで「SUMA SQUARE」を開く。

狩谷哲(かりや・さとる)
東京ヒップジョイントクリニック院長。1969年生まれ。金沢医科大学医学部医学科卒業後、昭和大学附属豊洲病院整形外科助手(股関節班チーフ)、米国アンダーソン整形外科クリニック、総合高津中央病院整形外科医長などを経て、2011年、石部基実クリニック副院長。2016年、欧米式スタイルである人工股関節置換術に特化した東京ヒップジョイントクリニック開業。日本整形外科学会専門医。

熊田政信(くまだ・まさのぶ)
1957年鹿児島県生まれ。’81年東京大学農学部卒業。’90年同医学部卒業。’95年同大学院終了 (音声言語医学)。M.D., Ph.D.。Yale Univ. School of Medicine, Post Doctoral Associate (Otolaryngology, Department of Surgery)、東京大学大学院音声言語医学教室助手、国立身体障害者リハビリテーションセンター耳鼻咽喉科医長等を経て、現在、耳鼻咽喉科クマダ・クリニック院長。 一般耳鼻咽喉科とともに、音声言語医学 (声と言葉の医学) を専門分野とし、特に痙攣性発声障害に対するBotulinum Toxin喉頭内注入術は症例数600以上、術数3000を超し、国内最多。また、歌手・俳優・アナウンサー等professional voice usersの患者も多い。また、吃音や発音の障害等の治療を、常勤の言語聴覚士とともに行っている。浄土真宗本願寺派僧侶(法名 釋政信)でもあり、医業引退後70歳位で渡米し、開教使として働くのが夢。

竹内和男(たけうち・かずお)
虎の門病院前副院長・消化器内科(肝胆膵)部長。昭和49年横浜市立大学医学部卒業後、虎の門病院内科・消化器内科に41年間勤務。帝京大学内科非常勤講師を併任(~H25.3)。日本内科学会総合内科専門医、日本消化器病専門医、肝臓専門医、日本超音波医学会指導医・功労会員。肝胆膵領域の良性疾患から悪性腫瘍まで経験豊富。特に超音波検査、CT,MRIなどの画像診断を専門としている。超音波診断関連の教科書、VTR, DVDを多数手掛ける。診療でのモットー “医療はSkills and Heart”。

黒柳洋弥(くろやなぎ・ひろや)
虎の門病院下部消化器外科部長。1962年生まれ。京都大学医学部卒業後、同大附属病院消化器外科に入局。国立京都病院、米国のマウント・サイナイ病院、がん研有明病院を経て2010年より現職。日本外科学会認定医・専門医・指導医。日本消化器外科学会認定医・専門医、日本内視鏡外科学会技術認定医ほか。

一色高明(いっしき・たかあき)
帝京大学医学部名誉教授。1951年生まれ。東北大学医学部卒。心筋梗塞や心不全などを扱う循環器疾患の専門医で、特にカテーテル治療の第一人者。冠動脈にできる血栓対策として、血栓吸引カテーテルや末梢保護フィルターなどの新しい治療器具を考案し、治療成績の向上に大きく寄与してきた。現在は上尾中央総合病院心臓血管センター特任副院長として地域医療を推進する傍ら、厚生労働省関連の審査委員なども兼務。近年は「マンガ循環器病シリーズ」を発刊し、啓蒙活動にも注力する。

横山貴博(よこやま・たかひろ)
四谷内科院長。1994年三重大学医学部卒業。虎の門病院内科病棟医勤務、虎の門病院神経内科医員、帝京大学医学部附属溝口病院第四内科非常勤講師兼務、虎の門病院リハビリテーション科医長を経て、2005年、新宿区左門町、四谷メディカルモールにて「四谷内科」を開設。2009年より群馬松嶺福祉短期大学客員教授。

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