文明の踏み分け道で考える――太田昌国と現代社会を語る 第6回(最終回) 私たちは、いま、どこにいるのか?――特定秘密保護法と日本の社会について考える
2013年12月6日、「特定秘密の保護に関する法律」(特定秘密保護法)が国会で成立しました。この法律の具体的な内容や運用の仕組みも重要な問題ですが、加えてこの法案が提案された背景、さまざまな人たちが反対の声をあげ抗議活動が繰りひろげられる中で法案が成立していった経緯から、日本社会の問題点がくっきりと浮かび上がってくるように思います。特定秘密保護法とは何か。「太田昌国と現代社会を語る」がテーマとしてきた、遠い場所や過去からの声に耳を澄ますことと未来への想像力を働かせること、このふたつの時間軸の交差から現在を捉えることで、その姿がより鮮明に見えてきます。8ヵ月間、全6回に及んだ連続セミナーの締めくくりとして、特定秘密保護法をテーマに2013年の日本をふり返り、いま私たちの社会がどのような地点に立ち、どこに向かおうとしているのかを考えたいと思います。
ふるってご参加ください!
※タイトル、内容が変更になりました。
- 出演
太田昌国
- 日時
2013年12月19日(木) 19:00-21:00 ※終了しました
- 会場
クラブヒルサイドサロン(ヒルサイドテラスアネックスB棟2F)
- 定員
30名
- 会費
一般 1,500円 クラブヒルサイド会員・学生 1,000円
- 主催
「太田昌国と現代社会を語る」実行委員会 越後妻有こへび隊有志
- 共催
クラブヒルサイド
- 太田昌国 プロフィール
- 1943年、北海道釧路市生まれ。東京外国語大学ロシア科卒業(19世紀ロシア文学、20世紀ロシア社会革命史)。1973年から76年にかけてラテンアメリカを旅する。帰国後、「シネマテーク・インディアス」として、ボリビア・ウカマウ映画集団作品の自主上映といくつかの作品の共同制作を実現。1980年代半ばから、現代企画室の編集者として、第三世界の歴史・思想・文学、世界と日本の民族問題、フランス現代思想などに関連する書籍の企画・編集を多数手がける。また執筆・講演などを通じて幅広く意見を発表し続けている。主著に『鏡としての異境』(影書房)、『「ペルー人質事件」解読のための21章』(現代企画室)、『日本ナショナリズム解体新書』(同)、『「拉致」異論』(太田出版、現在河出文庫)、『チェ・ゲバラ・プレイバック』(現代企画室)、『新たなグローバリゼーションの時代を生きて』(河合文化教育研究所)、『テレビに映らない世界を知る方法』(現代書館)、訳書にチェ・ゲバラ『マルクス=エンゲルス素描』(現代企画室)など。
予約・お問い合わせ
- 現代企画室
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- E-MAIL : gendai@jca.apc.org