読書会「人は本を読んで旅に出る」 第8回 「人はブラジルで(だけ)写真家になる!」 ゲスト:今福龍太(文化人類学者)

ブラジル内陸の小村で生まれ、人間と自然の尊厳と苦悩を提示し続ける世界的写真家セバスチャン・サルガド。17歳でブラジルに移民し、奥地を開拓する農夫として日々汗を流しながら写真と出会った大原治雄。27歳でサンパウロ大学に招かれ、都市と奥地の先住民社会との間を往還する日々の中、ライカを手に都市の日常をスナップした人類学者レヴィ=ストロース。パリに生まれ、世界中を旅し、ブラジル、バイーアで生涯を閉じた写真家ピエール・ヴェルジェ。ハンガリー移民の写真家トマス・ファルカス…。ブラジルに旅することで写真家となった人々の系譜を辿りながら、野生と知性と情念の混沌の中に立ち現れるブラジルの奥深い魅力を探ります。
- 今福龍太 プロフィール
- 1955年東京都生まれ。文化人類学者・批評家。メキシコ、カリブ海、ブラジルなどで広範なフィールドワークを行う。東京外国語大学大学院教授。2002年より遊動型の野外学舎「奄美自由大学」主宰。著作に『クレオール主義』(ちくま学芸文庫)『ブラジルのホモ・ルーデンス』(月曜社)『ミニマ・グラシア』(岩波書店)『群島-世界論』(岩波書店)『レヴィ=ストロース 夜と音楽』(みすず書房)『薄墨色の文法』(岩波書店)『書物変身譚』(新潮社)『ジェロニモたちの方舟』(岩波書店)『わたしたちは難破者である』(河出書房新社)ほか多数。
- 出演
今福龍太 (文化人類学者)
- 日時
2016年7月22日(金) 19:00-21:00 ※終了しました
- 会場
クラブヒルサイドサロン(ヒルサイドテラスアネックスB棟2F 東急東横線[代官山駅]下車、徒歩3分)
- 定員
30名(要予約)
- 会費
一般3,500円 クラブヒルサイド会員/学生2,500円(事前振込)
※スープ付 - メール予約
氏名、連絡先、参加人数を明記の上、「7/22読書会参加希望」の件名でE-MAILを送信してください。折り返し、予約確認メールをお送りいたします。(要予約)
※一般受付は開催日の2か月前から開始いたします - 読書会テキスト
セバスチャン・サルガド『わたしの土地から大地へ』(河出書房新社)
副読本:『ブラジルの光、家族の風景:大原治雄写真集』(サウダージ・ブックス)
レヴィ=ストロース『サンパウロへのサウダージ』(みすず書房) - 共催
- 協力
代官山 蔦屋書店
予約・お問い合わせ
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