ヒルサイドライブラリーでは、文学、美術、建築、まちづくり、デザイン、思想、科学、経済、ジャーナリズム、音楽、ファッション等、さまざまな分野の第一線で活躍されている方々を“目利き”としてお迎えし、それぞれが「いい」と思われる本を10冊ずつ選んでいただいています。
末盛 千枝子[Suemori Chieko]
1941年、彫刻家・舟越保武の長女として東京に生まれる。名付け親は高村光太郎。絵本の編集者を経て、「夢であいましょう」などの番組を手掛けるNHKのディレクターと結婚、2児の母となるが、子どもたちが8歳と6歳のとき,夫が突然死する。そ後、絵本出版の世界に戻り,最初に出版した『あさ』が1986年ボローニャ国際児童図書展グランプリ、ニューヨーク・タイムズ年間最優秀絵本、サンケイ児童出版文化賞を受賞。88年すえもりブックス設立。 以後、まど・みちおの詩を皇后美智子様が選・英訳された『どうぶつたち』、98年皇后美智子様のニューデリーでのビデオによる講演録『橋をかける』など独自の出版活動を展開してきた。2002-06年まで国際児童図書評議会(IBBY)の国際理事をつとめた。2010年4月に『人生で大切なことはすべて絵本から教わった』(現代企画室刊)を出版。同年5月に岩手県八幡平市に移住。編集・講演・執筆活動を行なう。
関連情報
- 末盛千枝子ブックス: http://www.jca.apc.org/gendai/contents/suemorichiekobooks/index.html
- 3.11絵本プロジェクトいわて: http://www.ehonproject.org/iwate/