ヒルサイドライブラリーでは、文学、美術、建築、まちづくり、デザイン、思想、科学、経済、ジャーナリズム、音楽、ファッション等、さまざまな分野の第一線で活躍されている方々を“目利き”としてお迎えし、それぞれが「いい」と思われる本を10冊ずつ選んでいただいています。
毛利 嘉孝[Mouri Yoshitaka]
1963年長崎県生まれ。社会学者・文化研究者。1986年京都大学経済学部卒業。ロンドン大学ゴールドスミスカレッジでMA(メディア&コミュニケーションズ)とPhD(社会学)を取得。専門は社会学・文化研究。特に音楽や現代美術、メディアなど現代文化と都市空間の編成や社会運動をテーマに批評活動を行う。主著に『文化=政治:グローバリゼーション時代の空間の叛乱』(月曜社)、『ポピュラー音楽と資本主義』(せりか書房)、『はじめてのDIY:なんでもお金で買えると思うなよ!』(ブルース・インターアクションズ)、『ストリートの思想:転換期としての1990年代』(日本放送出版協会)、共著に『カルチュラル・スタディーズ入門』『実践カルチュラル・スタディーズ』(ともにちくま新書)、編書に『日式韓流:「冬のソナタ」と日韓大衆文化の現在』(せりか書房)、翻訳にジェイムズ・クリフォード『ルーツ』、ポール・ギルロイ『ブラック・アトランティック』(ともに月曜社)など。東京藝術大学准教授、NPO法人アート・インスチチュート北九州理事、Inter-Asia Cultural Studies誌(Routledge)編集委員。