ヒルサイドライブラリーでは、文学、美術、建築、まちづくり、デザイン、思想、科学、経済、ジャーナリズム、音楽、ファッション等、さまざまな分野の第一線で活躍されている方々を“目利き”としてお迎えし、それぞれが「いい」と思われる本を10冊ずつ選んでいただいています。
三浦 雅士[Miura Masashi]
1946年、青森県生まれ。1970年代を「ユリイカ」や「現代思想」編集長として過ごし、1980年代に文芸評論に転じる。1990年代、新書館編集主幹として、月刊「ダンスマガジン」、季刊「大航海」などを創刊、編集にあたる。2013年現在は月刊「ダンスマガジン」顧問。主な著書に『私という現象』(講談社学術文庫)、『メランコリーの水脈』(サントリー学芸賞、講談社文芸文庫)、『身体の零度』(読売文学賞、講談社)、『青春の終焉』(伊藤整文学賞、講談社学術文庫)、『漱石――母に愛されなかった子』(岩波新書)、『出生の秘密』(講談社)、『考える身体』、『人生という作品』(ともにNTT出版)など。新書館からは『バレエ入門』『村上春樹と柴田元幸のもうひとつのアメリカ』『バレエ名作ガイド』『ブラヴォー! パリ・オペラ座エトワールと語るバレエの魅力』などが刊行されている。2012年、『出生の秘密』ほかで芸術院賞、恩賜賞を受賞。同年、芸術院会員。