ヒルサイドライブラリーでは、文学、美術、建築、まちづくり、デザイン、思想、科学、経済、ジャーナリズム、音楽、ファッション等、さまざまな分野の第一線で活躍されている方々を“目利き”としてお迎えし、それぞれが「いい」と思われる本を10冊ずつ選んでいただいています。
福原 義春[Fukuhara Yoshiharu]
1931年東京都生まれ。資生堂名誉会長。1953年慶応義塾大学卒業、資生堂入社。資生堂の経営者として、海外市場の拡大に尽力。取締役社長、会長を経て2001年より名誉会長に就任。東京都写真美術館館長、企業メセナ協議会会長、日仏経済人クラブ日本側議長、東京芸術文化評議会会長等公職多数。文化支援活動に積極的に取り組み、企業メセナの拡大・普及に多大な貢献をした。イタリア共和国・功績勲章グランデ・ウフィチアーレ章(1998年)、フランス共和国・レジオンドヌール勲章グラン・トフィシエ章(2002年)、旭日重光章(2004年)等を受章。著書に『企業は文化のパトロンとなり得るか』(求龍堂)、『生きることは学ぶこと』(日本文芸社)、『部下がついてくる人』(日本経済新聞社)、『蘭学事始』(集英社)、『ぼくの複線人生』(岩波書店)、『だから人は本を読む』(東洋経済新報社)など。2007年より文字・活字文化推進機構の会長をつとめる。趣味は洋ランの栽培。