ヒルサイドライブラリーでは、文学、美術、建築、まちづくり、デザイン、思想、科学、経済、ジャーナリズム、音楽、ファッション等、さまざまな分野の第一線で活躍されている方々を“目利き”としてお迎えし、それぞれが「いい」と思われる本を10冊ずつ選んでいただいています。
太田 昌国[Oota Masakuni]
1943年北海道生まれ。編集者、中南米研究家。東京外語大ロシア科卒。1973年から76年にかけて、ラテンアメリカ各地で生活・労働しながら、大陸部のかなりの部分を旅行する。帰国後、ボリビア・ウカマウ映画集団の作品の自主上映運動を開始し、その後「シネマテーク・インディアス」を主宰して全作品の上映と2作品の共同製作を実現。1980年代半ばから現代企画室の編集長として、人文科学書、とりわけ第三世界の歴史・思想・文学、世界と日本の民族問題、南北問題、植民地論・帝国主義論などに関連する書籍の企画・編集を多数手がける。著書に、『鏡としての異境』(記録社)、『鏡のなかの帝国』『千の日と夜の記憶』『〈異世界・同時代〉乱反射』『「ペルー人質事件」解読のための21章』『日本ナショナリズム解体新書』『ゲバラを脱神話化する』『「国家と戦争」異説』(現代企画室)、『「拉致」異論』『暴力批判論』(太田出版)など。
関連情報
- 現代企画室HP「状況20~21」 : http://www.jca.apc.org/gendai_blog/wordpress/