ヒルサイドライブラリーでは、文学、美術、建築、まちづくり、デザイン、思想、科学、経済、ジャーナリズム、音楽、ファッション等、さまざまな分野の第一線で活躍されている方々を“目利き”としてお迎えし、それぞれが「いい」と思われる本を10冊ずつ選んでいただいています。
磯辺 行久[Isobe Yukihisa]
1935年東京都生まれ。1959年東京芸術大学美術学部油絵科卒業。50-60年代とワッペン型を反復させた美術作品で一時代を築いた後、渡米。1971年ペンシルヴァ二ア大学大学院にてイアン・マークハーグ教授に環境計画を学ぶ。帰国後はエコロジカル・プランナーとして、日本における環境アセスメントのパイオニア的な役割を担うとともに、その分野の調査・研究をもとにアート作品を展開する美術家として活躍。主な個展、グループ展・催しに、サンパウロ・ビエンナーレ(サンパウロ/’63)、アースデイのための環境連合(NY/’70)、食―環境展(NY、現代工芸美術館/’73)、エコロジカル・コンテキスト(P3 art and environment/’96、Le Credac-la Calerie Fernand Leger、パリ/’98)、磯辺行久―起源の目録(パリ・ボルドー/’99-’00)、越後妻有トリエンナーレ(新潟/’00-’09)、磯辺行久Landscape-Yukihisa Isobe, Artist-Ecological Planner(東京現代美術館/’07)、水と土の芸術祭(新潟/’09)等。