ヒルサイドライブラリーでは、文学、美術、建築、まちづくり、デザイン、思想、科学、経済、ジャーナリズム、音楽、ファッション等、さまざまな分野の第一線で活躍されている方々を“目利き”としてお迎えし、それぞれが「いい」と思われる本を10冊ずつ選んでいただいています。
東 浩紀[Azuma Hiroki]
1971年東京都生まれ。批評家、思想家、小説家。専攻は哲学、表象文化論。東京大学教養学部卒業。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。 1993年、「ソルジェニーツィン試論」により『批評空間』からデビュー。国際大学グローバルコミュニケーションセンター副所長を経て、現在、東京工業大学世界文明センター人文学院ディレクター兼特任教授、早稲田大学文化構想学部教授。『存在論的、郵便的』で1999年度サントリー学芸賞受賞、2010年、処女小説『クォンタム・ファミリーズ』で、第23回三島由紀夫賞受賞。そのほか主な著書に『動物化するポストモダン』『ゲーム的リアリズムの誕生』など。全5巻が刊行され累計部数は6万部を超えた新世代の思想誌『思想地図』に引き続き、昨年12月、『思想地図 β』を創刊、編集長として2010年代の思想シーンを牽引する。