イベント詳細

北川フラムの対話シリーズ  知をひらく人たち

Event Category : その他

戦後70年を経て、大きな転換点にある現在。普遍性・多様性へと向かおうとしてきた意志が阻まれ、強烈な排他性が地球全体を覆おうとしている時代にあって、私たちはいかに他者とつながり、世界に向ってひらかれうるのか。その方途を、先人たちの歩みを通して考えるセミナーシリーズが「知をひらく」です。
建築、美術、文学、思想、科学、音楽、ファッションなど、この国のさまざまな分野で独創的な業績を残した人たちは、あふれるような好奇心に導かれた該博な知と深い歴史意識を礎に、どのように時代をとらえ、自らの仕事を切り拓き、専門性を越えて他者にひらこうとしたのか――。知の巨人たちの仕事、思想、生き方をめぐるゲストとの対話を通じて、クラブヒルサイド・ディレクターの北川フラムが未来への針路を探ります。

プログラム

 第1回「丹下健三」
 ゲスト:槇文彦(建築家)
 2017年5月16日(火)
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 ※終了しました
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 第2回「大岡信」
 ゲスト:池澤夏樹(作家・詩人)
 2017年6月9日(金)
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 第3回「柴田南雄」
 ゲスト:高橋悠治(作曲家、ピアニスト)
 2017年7月7日(金)
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 第4回「鶴見俊輔」
 ゲスト:加藤典洋(評論家)
 2017年10月20日(金)

 第5回「湯川秀樹」
 ゲスト:池上高志(物理学、複雑系研究者)
 2017年12月1日(金))

※以降、岡本太郎、柳田國雄、林達夫などを取り上げる予定です。日程は決定次第掲載します。

  • 会期2017年5月~
  • 日時19:00-20:30
  • 会場クラブヒルサイドサロン(ヒルサイドテラスアネックスB棟2F/東急東横線代官山駅より徒歩3分)
  • 定員50名(要予約)
  • 参加費一般 2,000円  クラブヒルサイド会員 1,000円
  • 予約受付開始開催日の2か月前より受付開始いたします。
  • 主催クラブヒルサイド
  • 共催現代企画室
  • 協力代官山 蔦屋書店
  •      

講師プロフィール

北川フラム(きたがわ・ふらむ)
1946年新潟県高田市(現・上越市)生まれ。東京芸術大学卒業。アートアートフロントギャラリー主宰。主なプロデュースとして「アントニオ・ガウディ展」、「子どものための版画展」、「アパルトヘイト否(ノン)!国際美術展」など。「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」「瀬戸内国際芸術祭」、今年開催される「北アルプス国際芸術祭」「奥能登国際芸術祭」の総合ディレクターを務める。

槇文彦(まき・ふみひこ)
1928年東京生まれ。東京大学工学部建築学科卒業、アメリカのクランブルック美術学院及びハーバード大学大学院の修士課程修了。ワシントン大学とハーバード大学で都市デザインの準教授を務め、1965年帰国、株式会社槇総合計画事務所を設立。1979-1989年東京大学教授。主な作品にヒルサイドテラス、幕張メッセ、京都国立近代美術館、東京体育館、MITメディアラボ、WTC Tower 4など。主な受賞に日本建築学会賞、朝日賞、プリツカー賞、AIAアメリカ建築家協会ゴールドメダル等。

池澤夏樹(いけざわ・なつき)
作家、詩人。1945年北海道帯広市に生まれる。小学校から後は東京育ち。以後、多くの旅を重ね、3年をギリシャで、10年を沖縄で、5年をフランスで過ごして、今は札幌在住。1987年に『スティル・ライフ』で芥川賞を受賞。その後の作品に『マシアス・ギリの失脚』、『花を運ぶ妹』、『静かな大地』、『キップをなくして』、『カデナ』、『アトミック・ボックス』など。東北大震災に関わる著作に長篇エッセー『春を恨んだりはしない』と小説『双頭の船』がある。最新作は小説『キトラ・ボックス』。2011年に完結した『池澤夏樹=個人編集 世界文学全集』に続いて、2014年から『池澤夏樹=個人編集 日本文学全集』を刊行中。

高橋悠治(たかはし・ゆうじ)
1938年東京都生まれ。柴田南雄、小倉朗、ヤニス・クセナキス等に師事。桐朋学園短期大学作曲科を中退、1960年ピアニストとしてデビュー。62年よりベルリンに留学、欧米各地で演奏活動、アメリカでコンピューター音楽を研究する。72年に帰国、74年、一柳慧、柴田南雄、武満徹らと「トランソニック」 を組織、季刊誌を編集(76年まで)。78年「水牛楽団」を結成(85年まで)。現代音楽を中心に様々な分野で活躍。著書に『高橋悠治/コレクション1970年代』『音の静寂 静寂の音』『きっかけの音楽』『カフカノート』等。

加藤典洋(かとう・のりひろ)
1948年山形県生まれ。東京大学文学部フランス文学科を卒業。文芸評論家。国立国会図書館員、明治学院大学国際学部教授を経て、現在、早稲田大学国際学術院教授。現代文学、思想史、政治、歴史認識と幅広く発言する。『言語表現法講義』(岩波書店)で第10回新潮学芸賞、『敗戦後論』(講談社)で第9回伊藤整文学賞評論部門、『テクストから遠く離れて』(講談社)と『小説の未来』(朝日新聞社)で第7回桑原武夫学芸賞受賞。そのほかの著書に『アメリカの影』 (河出書房新社)、『日本風景論』(講談社)、『加藤典洋の発言』(全3巻、海鳥社)、『太宰と井伏―ふたつの戦後』(講談社)、『文学地図-大江と村上と二十年』(朝日選書)、『さようなら、ゴジラたち―戦後から遠く離れて』(岩波書店)などがある。小林秀雄賞、太宰治賞の選考委員。

池上高志(いけがみ・たかし)
1961年長野県生まれ。小中高と名古屋で過ごし、1984年東京大学理学部物理学科卒業。1989年同学大学院理学系研究科博士課程修了。現在は東京大学大学院総合文化研究科 広域科学専攻 広域システム科学系教授として教鞭を執る傍ら、複雑系科学研究者として、アートとサイエンスの領域を繋ぐ活動も精力的に行う。音楽家、渋谷慶一郎とのプロジェクト「第三項音楽」や、写真家、新津保建秀とのプロジェクト「MTM」など、その活動は多岐にわたる。
著書:『生命のサンドウィッチ理論』(講談社、2012)、『動きが生命をつくる―生命と意識への構成論的アプローチ』(青土社2007)、共著:『複雑系の進化的シナリオ』(朝倉書店、1998)『ゲーム―駆け引きの世界 (東京大学公開講座)』(東京大学出版会、1999)、共訳書:Andy Clark著『現れる存在』(NTT出版、2012)など。

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